財産目録について

こんにちは。
相続遺言あいち生活（終活）サポートオフィス
　行政書士アイセイ事務所　です。
本日は、どのようなご用件でしたか？

財産についてですか？大丈夫ですよ。
財産のどういったことでしょうか？

そういうことでしたか。わかりました。
では、今日は財産についてのご説明をしますね。
なるべくわかりやすくご説明できるようにしますね。

まず、どのような財産があるのかを把握します。

相続する財産には、どういうものがあるのかというご質問だったので、
では、相続が始まったものとして考えていきましょう。

わかりました。
ご主人が亡くなった場合ですね。
一般的、何事もご主人名義のケースが多いとのことですから、
万が一の時は大変ですよね。

ご家族が亡くなってからの相続の流れは、
以前にご説明したとおりなのですが、
相続するにあたり、
まずどんな遺産・財産があるのかを明らかにする必要があります。
そこがわからないと、遺産の分割も、相続税の計算もできないからです。

どんな遺産があるのかというのは、まず「財産目録」を作りましょう。

作り方に決まった形式はないのですが、
遺産分割の協議において基本資料として使うことになるので、
プラスとマイナスの財産を分けて、
わかりやすく一覧にしておくといいと思います。

手書きで作るのでもいいですし、
パソコンがあるならエクセルで作るのでもなんでも大丈夫です。
大事なのは、「わかりやすく一覧で」作りましょう。

地目というのは、
その土地の登記簿に記載されている、
その土地の利用状況によって分けられている区分のことです。
たとえば、
家が建っているところなら宅地、農地なら田や畑と区分されています。

土地の評価方法には複数あり、
どの評価方式をとるのかは状況によって判断します。
相続税における評価では、
「路線価」を用います。

被相続人が死亡した場合に、
相続人の1人が受取人になっている死亡保険金は、
法律上は相続財産にはなりませんが、
相続税がいくらになるのかを調べるときに、
「みなし相続財産」として相続財産に含まれることになります。

ですので、財産目録を作成する時には、
死亡保険金は相続財産としては含まれないとしても、
相続税の関係で必要になることもありますので、
あらかじめ記載しておくと相続税計算時にわかりやすくなります。

遺産相続の分割時にしても、相続税の計算時にしても、
どちらにおいても財産目録を作ることで、
どういった物があるのかがすぐにわかります。

遺産分割協議をする際には、
プラスの財産もマイナスの財産も、
このような目録があれば一目瞭然で分かりやすいので、
遺産が多い少ないにかかわらず、目録を作ることはいいと思います。

ただ目録を作るのにも、
正確さはとても大事になりますので、
調べるときの書類などはきちんとそろえましょう。

マイナスの財産である借金などに関しても、
相続放棄の選択にもかかわってくるので、 正確な情報が大事になります。

曖昧な判断や把握は、後のトラブルにもつながり大敵です。
財産目録の作成、財産の把握についての詳細は、
行政書士アイセイ事務所 にご相談ください。