葬儀について

こんにちは。
相続遺言あいち生活(終活)サポートオフィス
 行政書士アイセイ事務所 です。
本日は、どのようなご用件でしたか?

こんにちは。
今日も、自分や家族が万が一の時のことで聞きたいんだけど、
葬儀のことなんて聞いてもいいかしら・・・。

大丈夫ですよ。葬儀のことですね。
家族が万が一の時はショックですし、
そんなときに落ち着いて考えられないかもしれないので、
事前に少しでも考えておくと、
いざというときに役に立つかもしれませんよね!

よかった!
そうよね、なかなか考えたことなかったけど、
ここのところいろんなことを聞いて、少し考えてみようかなと思ったの。

わかりました。
葬儀についてご説明いたしますね。
まずは葬儀の意味や、どういったことを行うのかをご説明します。

葬儀とは

葬儀とは、
一般的に2日間に渡って行われるお別れの儀式のことで、
1日目がお通夜、2日目は葬儀・告別式と分かれています。

お通夜とは、
亡くなった方が火葬される前日に、
家族や親族が遺体のそばで過ごして供養することをいいます。

お通夜は、
家族や親族が遺体のそばで、ロウソクの火や線香を絶やさずに、
夜通し過ごして別れを惜しむ場であり、
一般的な弔問客は翌日の昼の葬儀・告別式に参列していましたが、
現在では短時間で終わる半通夜が一般的になってきています。
告別式に参列できない人と故人との別れの場となっています。

お通夜の翌日に執り行われるお葬式は、葬儀と告別式の総称で、
今では葬儀と告別式を一緒に行うのが一般的となっています。

そういえば、昔は一晩中交代で遺体のそばにいた記憶があるわね。
ロウソクの火と線香を絶やさずやってたわ。今は少し変わってきてるのね。

葬儀には、いろいろな意味合いがあって、
亡くなった方を供養することはもちろんですが、
初七日や四十九日などの法要で家族や遺族の心の整理のためや、
現在では薄れてきている傾向ですが、遺族や地域的な考え方によっては、
宗教的な意味合いもあります。
また、
会社関係の人に知らせ、改めて故人が亡くなったことを認識したりと、
社会的にも意味合いがあります。

続いて、葬儀の流れのご説明をしますね。

まずは、
亡くなったら医師に死亡診断書を書いてもらい、
故人の親戚や親しい友人、会社関係者などに連絡します。

つづいて、葬儀業者を決めます。
生前に決めていなければ、すぐに決めなければなりません。
無事に葬儀業者が決まったら、ご遺体を安置できる場所へ移動します。

次に、
葬儀業者と打ち合わせして、葬儀の日程、場所、内容を決めていきます。
日程や場所は、菩提寺や火葬場の空き状況などにあわせて決めていきます。
火葬場が込み合う時期などは、数日待つ場合もあります。

菩提寺とは:
先祖代々からのお墓があるお寺のことです。その宗派の作法にのっとり宗教儀礼を執り行います。

葬儀業者が決まり、葬儀の日程や場所も決めることができれば、
先にご説明した、お通夜と、葬儀・告別式となります。

万が一、身近な家族が亡くなった場合、
バタバタとたくさん決めなくてはいけないことが出てくるので、
生前に少し考えておくことは自分のためにも、
残される家族のためにもいいのかもしれませんね。

葬儀から初七日まで一般的な流れ

医師に死亡診断書を書いてもらう。
親戚や故人の親しい友人などに亡くなったことを連絡。
菩提寺や、葬儀業者に連絡。
死亡届を役所へ提出し、埋火葬許可証の交付を受ける。
(死亡届は 7日以内に提出が必要です)
葬儀日程、場所を決める。
親戚や親しい友人などに葬儀日程の連絡。
納棺
お通夜
葬儀・告別式
出棺・火葬
埋火葬許可証を火葬場に提出。
収骨後に火葬済の証明された埋火葬許可証をもらい、墓地や納骨堂へ提出。
初七日法要

・葬儀日程を決めるとき、僧侶や神主などの宗教者の都合と、
 火葬場の予約状況なども考慮する必要があります。

 火葬場にもお休みがあるので、その日程も考慮して予約を取ります。
 一般的友引は、お休みとなっています。

・菩提寺と付き合いがある場合は、 執りを菩提寺の僧侶にお願いしましょう。

 菩提寺の僧侶が読経をしないと、
 そこのお墓に納骨を断られるケースがあるので、注意が必要です。

・葬儀業者に連絡するタイミングは、ご逝去された場所によって異なります。
 病院で亡くなる以外に、事故やなんらかの事件などの不慮の事故のときは、
 警察署で検視などをする必要があるため、ご遺体の引き渡しに日数がかかることがあります。
 この場合は、警察の指示に従いましょう。
 自宅で亡くなった場合は、かかりつけの医師に自宅に来てもらい、
 死亡診断書を書いてもらってから葬儀業者に連絡します。

葬儀に関係するマナーについても、少しご説明いたしますね。

お通夜や告別式に出席する場合、
遺族や近親者が喪に服していることを示して喪服ですが、
それ以外の一般の参列者は喪服でなくても大丈夫なんです。

そうなの!お通夜とか告別式ってなったら、喪服!って思ってたわ。

といっても、キラキラの私服でOKというわけではなく、
男性であれば地味なスーツや、黒いネクタイ、黒い靴。
女性の場合でも、地味なスーツやワンピース、黒い靴などにしましょう。
喪服でなくても、仕事先から直接参列することもできます。

子供の場合は、制服があれば制服が正式礼装となります。
制服がなければ、黒や紺、グレーなどの地味な色の服装がいいでしょう。
赤ちゃんだったら、飾りの少ない地味めの色の服装にします。

子供の場合も、制服がある学校とかなら制服でいいけど、なかなかね~。
うちの孫は小学生で私服よ。
その下は保育園で一応スモックはあるけど。黒い靴なんてあるかしら・・・。
黒に近い色なら大丈夫かしら。

●香典袋(不祝儀袋)の表書き
・仏式「御香典」「御香料」(蓮の花が描かれているものの場合も仏式)
・神式「御神前」「御玉串料」「御榊料」
・キリスト教式「御花料」「御ミサ料(カトリック)」
・宗教が不明な場合は「御霊前」

●香典の金額
 一般的には故人が勤務先の社員の家族の場合は三千円、
 友人や知人、勤務先の上司や同僚の場合は五千円、
 親族は一万円が大体の目安となっています。
 香典袋に入れるお札は新札は使わず、なるべくきれいなお札を使います。

 香典袋は、ふくさに包んで持参するのが礼儀となっています。
 台付ふくさの場合、台の色が赤いものは慶事用なので、香典袋には使いません。

●焼香(しょうこう)
 焼香の考え方は、宗派によって異なります。
 3回と決まっている宗派もあれば、回数が決まっていない宗派もあります。

●お清めの塩
 お通夜や、葬儀・告別式に参列し、会葬御礼と一緒に小さな袋に入った、お清め塩が配られたら、
 帰宅して玄関をまたぐ前に、お清め塩をひとつまみ、胸、背中、足元の順でかけて、
 最後に手で払います。
 このお清め塩をしない宗派もあります。

いざとなったとき慌てないためにも、
家族と葬儀について話してみようと思うわ。

慌ててしまうことは、大敵です。
万が一の場合、
事前にできることをしておくことで、少しでも余裕を持ちたいですよね。
何をしたらいいのかわからない場合は、
行政書士アイセイ事務所 にご相談くださいね。

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